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【レポート】共同プロジェクト授業『感情の学び』私立新渡戸文化小学校様~1学期のまとめと2学期~

こんにちは。

個性教育学インストラクターの斎藤友美(ともみん)です。

子ども未来がっこうでは、

私立新渡戸文化小学校様と一緒に「感情の学び」についての共同プロジェクトを進めています。

今回は、1学期の取り組みのまとめと、2学期の授業で感じたことをお伝えします。


なぜ私たちは、「感情の学び」を進めているの? 前回、2024年6月のレポートは★こちら


このプロジェクトは当初、5月から9月までの予定でしたが、

子どもたちの成長と変化が想像以上であったため、12月まで延長することになりました。

新渡戸文化小学校の先生方とも相談を重ね、授業の方向性をさらに深めています。

1学期の取り組み内容

1学期は計7回の授業です。

自己理解を深める機会 、 他者理解や思いやりを育む機会 が中心となりました。

・感情ってなに?どこからくるの?

・感情の言葉を増やそう

・自分の感情を知ろう、表現してみよう

・感情と身体の繋がりを考えよう

・出来事と感情、行動の繋がり

・1日でどんな変化がある?

感情について学ぶことは、SEL(Social Emotional Learning)教育として、

アメリカやオーストラリア、そして日本でも注目され始めています。

SEL教育は、対人関係能力や共感力、自己理解や感情制御力を育てることに繋がります。

「ありのままの自分が好き」と感じられる気持ちは、

「ありのままの感情」を認められた経験から生まれます。

そのため、

子供たちが感情を理解し受け入れる力、

自分の感情を言語化し表現する力を育てるサポートとして、

7つのポイントを授業に組み込んでいます。

1学期は、子供の感情を育む7つのポイントとして、

「感情の言語化」 「感情の共感」 「 感情の表現力」 「感情表現の場」 「感情共有の機会」

を取り組むコンテンツでした。

1学期での気づき

授業が始まった当初、グループワーク中に意見の衝突が見られたり、

自分の気持ちを伝えるのが難しかったりする場面もありました。

しかし、授業を重ねるうちに、

「そうなんだね」とお互いの違いを受け入れる姿が増え、

ネガティブな感情も含めて自分の気持ちを共有できるようになりました。

また、感情が出来事と結びついていることや、

一日の中で様々な感情を感じることが自然に理解されてきました。

 

 

2学期の取り組みと成長

自分の気持ちへの理解、他者への気持ちへの理解が進んだ1学期。

2学期は、「感情の対応力」「感情の理解」をポイントに授業が進んでいます。

10月末、2学期も4回目の授業まで終わりました。

・感情にも温度がある?

・怒りのレベルと、脳の仕組みについて知る

・なぜ感情は人によってちがうんだろう? 

など

 

2学期は、生徒さんの吸収力と成長が著しいなと毎回感じます。

「どんな感情もあるね」「人によって感じ方は違うよね」ということを1学期、

何度も丁寧に積み上げていったからこその変化かなと思いました。

中には、 「感情の学びをすると、心が温まる!」と感情の学びの時間に対して、

ポジティブな変化を感じ取っている生徒さんも。

嬉しいですね。

 

ここから更に、 自己コントロールや、

対人関係(他者との健全な対人関係を築くとか、問題が起きても建設的に解決できる、など)に

繋がっていくのかなと期待しています。

 

次回のレポートもどうぞお楽しみに。