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【コラム】【個性教育学カレッジ】こんなに差が出る!感情のコントロールができる子・できない子 

こんにちは!

個性教育学カレッジの齋藤直美です。



今年は国内外の学校・教育視察に行く予定です。

先週も都内のとある学校に行ってきました。

授業中、子供たちから

「わくわくするーー!」

「これやりたい!!」

という声が聞こえてくる

すばらしい授業でした。

こういう学校が増えるといいな・・・


また個性教育学サロンでも

シェア会を予定しています(^-^)


子供たちの好奇心を

家庭で育むエッセンスをお届けしたいと思います♪


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前回の引き続きで「感情」が今回もテーマです。

今回は、子供の感情について。


お子さんの身体の健康を気遣う方は

多いと思いますが

エモーショナル・ヘルス、「感情の健康」を

意識して育ててる方は少ないのではないでしょうか?


日々のお子さんを見て、
こういうことはないですか?


・宿題など「やらなきゃいけないこと」はわかってるのに

 遊びなど自分が「やりたいこと」を優先してしまい

 気持ちのコントロールができない

・思い通りにならないと癇癪や暴言などをいう

・なんとなく親の顔色を見て受け答えしている

・プレッシャーに弱い

・落ち込むとなかなか立ち直れない

・感情が不安定

・新しいことやチャレンジをしたがらない

・叱ると黙り込む、何を考えているのかわからない


どうでしょう、

上記のようなことはないですか?


もしあるとしたら、

「感情の健康」に意識を向けてもいいかもしれません。



子どもは2~3歳ごろから少しずつ

感情をコントロールすることを学んでいきます。


感情が安定している子は、


将来的に勉強や仕事など、

あらゆる面で高いパフォーマンスを発揮し、

その子らしく活躍していけます。


あなたもそうじゃないですか?


イライラしたり落ち込んでいる時

集中できないし、いい考えも出てこないですよね。



逆に穏やかなポジティブな感情のときは

家事や仕事も落ち着いて、スムーズにいくのでないでしょうか。


エモーショナル・ヘルスと同じように注目されている

「SEL(Social Emotional Learning)」という考え方。


SELは、子どもたちの社会性と感情を育てるというプログラム。


SELの効果は一時的なものではなく、

子供たちが大人になる、将来にもつながっているそう。


なんと、

感情と社会性を養うことは

今のパフォーマンスや成績を上げるだけなく、

将来のキャリア、収入、

心と体の健康に繋がるということが

研究によってわかってきたそうです。




自分の感情を受け止められる子は

自己肯定感も高く

感情を適切にコントロールでき、

どんな状況でも自分らしく力を発揮できため

何事においてもうまく行きやすいのです。


逆に感情が不安定な子は

大人になってかたも不安要素が多くなる可能性が高いです。



子供の頃は親や大人がフォローしてくれても、

大人になり自立すれば、親のフォローは減り

ネガティブな感情を抱え込んでしまうかもしれません。


感情の健康を育てる

最初の一歩は感情の言語化。

感情を表すボキャブラリーを増やすことです。


「ボキャブラリーが増える=感情の表現、理解の幅が広がる」


ボキャブラリーが増えると

自分の感情を適切に言葉で表せるようになります。


自己理解、自己受容ができるようになり

自分を大切にできる子になります。

自分を大切にできると、

他者への共感、理解ができるようになり

問題を予防・解決できるようになっていきます。


感情の言葉、

どれぐらい知っていますか?

だいたいお決まりの言葉しか

表現していないと思います。


その言葉が

本当にあなたやお子さんの感情を

表す言葉になっているかは微妙かもしれません。


ボキャブラリーが少なく、

自分の感情をうまく言葉に表せない子はどうなるのでしょう?


ネガティブな気持ちを自分のなかに抱え込んだまま、

悩み続ける、心身に悪影響を及ぼすかもしれません。


冒頭の子供の特徴も

感情が不安定、コントロールが

できていないことによる問題です。


かわいい子供にできるだけ

ネガティブな感情にさせたくないと

ご機嫌取りをしたり


先回りしてネガティブ感情になる

要素を排除したくなる気持ちがわかりますが、

感情の健康、SELの視点から考えると

やらないほうがいいです。


癇癪おこされたらいやだから

面倒なことになると困るから

という気持ちで、ネガティブな感情を体験する機会を

子供から奪うことは

子供の感情を育てる機会を奪うことになります。


ネガティブな感情は

全て悪いものではありません。

必要だから、わいてくるものです。

問題なのは、その感情を受け止め

適切なコントロールができないことが問題です。


感情は勝手に育っていくものではありません。

勝手に健康に育つとも限りません。

特に子供時代の

大人との関係性、やりとりによって

育っていく感情。


親であるあなたが

どう感情と向き合い、表現しているか?

親の感情の健康が子供に影響します。


親が、

悲しい、困った、不安、焦り、不満など、

ネガティブな感情を

怒りで表現していると

子供も自分の本当の気持ちを表現せず

怒りの感情だけで表現しようとします。



子供はあなたが言うとおりに育っているのではなく

あなたがしている通りに育っているということですね。




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